最近作った無線機
最近作った無線機を2台、紹介します。
どちらもすでに免許を受け、運用に使用しているものです。
え?顔が似ているって?。そりゃ、同じケースを使っているので当然です。
一応つまみを変えたりして似ないようにはしたつもりですが。
コンセプトは?
両機とも、共通のコンセプトがあります。まあ、それを最初に書いておきますと・・・。
1)実用品にする。
→FM機ならメイン・サブチャンネルの切り替えは必須。
2)交信できるだけのパワーを確保。
→1Wだときついなぁというのが正直なところなので、目標は5W。1
1W→2W、2W→4Wは、簡単に3dBアップが可能だが、10W→20Wは結構大変。というわけで5W。
3)できる限りオリジナル回路。
→このため、ユニバーサル基板がズラッと並ぶことに。
4)相手局には迷惑を掛けない。
→こちらの操作に制約があってもかまわないが、相手局にストレスを与えるようなものはダメ。
5)法令に十分合致させる。
→1Wを超えるとスプリアス関連の法令が急に厳しくなるが、なんとか対処する。
これは50MHz帯のAMトランシーバー。送信3ch、受信はVXO連続可変。出力は5Wです。
AGC検出を独立させ、各段に最適なAGCが掛かるようにしています。
Sメーターは軽め、送信時は出力表示になります。
これは50MHz帯のFMトランシーバー。送受信11ch。出力は8Wです。
FM機ですが特性をよくするためにRF-AGCが付いています。
実際はこれが動作するとバックノイズが変わってしまうのですが。
送信時のスプリアス軽減のためPTTを押してから100mS電波発射を遅らせてあります。
ブロック図だとファイナル回路が同じもののように見えますが実は結構違いがあります。
FM機で使われているのは8Wを絞り出すようにしたもの。
普通に作ると6W程度になるのですが、出力を飽和させて高調波を乗せることで
パワーを増やしています。
F級アンプと同じテクニックです。
一方AM機で使われているのはパワー制限型。
50Ωで受けている限り、何をやっても5W以上出ないようになっています。
そうでないと変調器とのレベルが合わなくなるので・・・。